ザウバー、エステバン・グティエレスを育成ドライバーに

ザウバー、エステバン・グティエレスを支援すると発表した。

グティエレスは2009年、F3ユーロシリーズに参戦しており、シーズンオフにはBMWザウバーからF1の若手テストに参加していた。

2010年はグティエレスが数戦でザウバーに帯同し、ピットでの作業や無線でのコミュニケーションを通じてF1について学び、さらにはミーティングなどにも出席するとのこと。

また、ドライバー育成プログラムにも加えられ、ザウバーのレースドライバーである小林可夢偉やペドロ・デ・ラ・ロサと同じトレーニングを行うようだ。

「われわれはこれを、スポンサーシップ契約のようなものだと考えている」とザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーは語り、さらに続けた。

「今では、若いドライバーがF1へ来ることを、少ししが手助けできなくなっている。テストの機会が少なくなっているため、チームとしてはレースドライバーを乗せることのほうが重要になる」

「しかし、F1は非常に複雑であり、何が行われているのか見たり聞いたりするだけでも非常に多くのことを学べる。それこそ、われわれがエステバンに与えるチャンスだ」

将来に向けた大きなチャンスを与えられたグティエレスはこう語った。

「12月のヘレスでの若手テストでは、かなり快適に感じることができたし、一瞬一瞬を楽しむことができた。でも、いいF1ドライバーになるには、まだまだ多くのことを学ぶ必要があることも分かった」

「BMWザウバーF1チームが僕を信頼してくれて、F1の舞台裏を見て学ぶチャンスをくれたことを、うれしく思っている」

グティエレスは2010年、新たに設立されるGP3シリーズにARTから参戦する。

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