ドライバーへ故意にクラッシュしたことを指示したとされるクラッシュゲートや、モータースポーツ界からの追放処分で見出しを飾ってきたフラビオ・ブリアトーレが、またも話題になっている。
ブリアトーレはロンドンのサッカーチーム、クイーンズ・パーク・レンジャースの会長を務めていたが、その職を辞任したことが明らかになった。
ブリアトーレは、F1最高権威であるバーニー・エクレストンとともに2007年9月にチームを買収し、それ以降10回も首脳陣を変更させたが、成績は大きく向上しなかった。
「会長として過ごした3年間は、とても興奮するものであり、信じられないような経験だった。歴史あるクラブの救済を手助けすることができ、将来の成功へ向けた道作りに貢献できて光栄に思っている」
ブリアトーレの辞任を受け、鉄鋼界の大富豪ラクシュミ・ミッタルが保有株式を増やしたが、ブリアトーレとエクレストンもクラブの株式を保有し続けるとのことだ。
またブリアトーレが、自身の高級ファッションブランド、ビリオネアの元パートナーと法廷で争うことも明らかになった。
『Times(タイムズ)』紙の報道によると、ビリオネアの株式をめぐるトラブルにより、デザイナーのアンジェロ・ガラッソが数百万ポンドの損害賠償を請求したいう。
「非常に失望している。フラビオは“私を信じろ”と言い続けていたが、彼は契約のことも、私のことも尊重しなかった」とガラッソは『Times(タイムズ)』紙へ語っている。
ブリアトーレの弁護士はコメントを残していない。