マクラーレンで長年レースエンジニアを務めていたマーク・スレイドが、2010年はルノーで戦うようだ。
スレイドはマクラーレンで15年間レースエンジニアを務めており、昨年はヘイキ・コバライネン(現ロータス)のエンジニアリングチームを率いていた。
ミカ・ハッキネンやキミ・ライコネンなども担当していたスレイドだが、チーム内の組織変更によってマクラーレンを離れた。
しかし『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙によると、スレイドはルノーで働き始めたようで、今週のバレンシアテストではルーキーのビタリー・ペトロフと作業していたようだ。
「マクラーレンは私をレースの現場で必要としなくなったので、ルノーへ移ってきた」とスレイドは語っている。
マクラーレンのジョナサン・ニール(マネジングディレクター)は先日、「適切なタイミングだと判断し」、2010年に向けて組織変更を行ったと語っていた。
その際にニールは、エンジニアリング面が原因で2009年のチームが不調だったとの意見を否定している。
「新しいドライバー(ジェンソン・バトン)の加入と、リソース制限によって再検討の必要があったため、われわれとしては非常にいいタイミングだった」
「これによって、“どうすれば最良の形で実現できるか?”と自分たちに問いかけることができた」とニールは語った。