フェルナンド・アロンソが2010年型車F10の発表会で、メディアからの質問に答えた。
新車に対するアロンソの第一印象は前向きなものだったようだ。
「快適さという面では、去年のクルマを同じくらいのレベルなようだね」
アロンソはF10の開発の見通しについてこう語った。
「フェラーリの技術者がやってきた作業については、とても冷静に見ている。僕たちには、世界最高の技術者がついているんだ」
またアロンソは、チームメートとの関係について何も心配してない。
「フェリペと僕は2人ともフェラーリのためにレースをする。重要なのは赤いクルマが勝つことだよ。2人とも全力を尽くしてパフォーマンスを向上していく。100%を出し切るよ」
さらにアロンソは、シミュレーターが重要だとも考えている。
「サーキットでのテストは年々減っているから、シミュレーターの重要度は毎年大きくなっているよ。でも、いつも現実は違っているんだよね」
その後メディアは主に、2010年のルールについて、特に給油が禁止されることに関する質問をしていた。
「新しいルールで、僕たちのドライビングスタイルも少し変わることになるね。ドライバーはあらゆる状況、特にレース序盤に対応を求められる。日曜のウォームアップがないから、1回目のブレーキングポイントでは遅いクルマもいるだろうね」
また、新しいポイントシステムについて、アロンソはこう語っている。
「全員が同じ条件だよ。でも僕は、伝統を重んじるんだ。今の僕たちは少し記録的なことを失いつつあるね。今僕は、F1の通算ポイントで歴代4位にいる」
追い抜きが増えるのか減るのか、アロンソは次のような意見を述べていた。
「今年は何も変わらない。他チームの戦略のことは何も分からないけど、追い抜くチャンスが来たら逃しちゃいけない。予選がとても重要になるね」
アロンソは新シーズンについて、このような予想をしている。
「どのシーズンも、初めは興奮していて面白いものなんだ。去年ですら、僕は自信をもっていた。今年も同じことだよ」
最後にアロンソは、自身の夢について語った。
「キャリアでの夢はすべて叶った。フェラーリドライバーになる夢も、こうして叶ったしね。10年前にフェラーリの首脳陣と会っていたけど、当時はプロストのようなカスタマー・チームから参戦することについてだった」
TopNews携帯サイトにはアロンソのコメント完全版を掲載しております。詳しくは携帯サイトから『フェラーリ新車発表、アロンソのコメント』をご覧ください。