メルセデスGPは、マレーシアの石油企業ペトロナスからの支援を獲得したが、他にも3チームが同社とのスポンサー契約を狙っていたようだ。
ペトロナスのアハマド・ニザム・サレー副社長は、昨年までスポンサーになっていた、ザウバーへの支援継続のほかにも、ウィリアムズやロータスへの支援をペトロナスが検討していたと明かした。
ペトロナスは結局、メルセデスGPとの長期契約を結んだが、「今後5年間は毎年」スポンサーシップを見直していくとサラーは『Bernama(ベルナマ)』通信に語っている。
「最終的には4チームが候補だった。ウィリアムズ、ザウバー、メルセデスGP、そしてロータスだ」とサラーは『The Star(スター)』紙へ語り、こう続けた。
「だが、メルセデスGPが最高のパッケージをオファーしてきた。彼らがわれわれに示したものは、非常に魅力的なものだった」
サラーによると、ペトロナスがメルセデスGPとの契約を決断したのは、ミハエル・シューマッハが同チームからF1に復帰すると決める前のことだったようだ。
「シューマッハの復帰によって、より大きな注目が集まった。われわれにとっては、予想外のおまけだった」
「われわれが交渉を始めた時、彼がF1復帰を検討しているとは聞いていた。だが、当時の彼は他のチーム(フェラーリ)に所属しており、彼が契約するとは知らなかった」とサラーは加えた。