ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)は、ミハエル・シューマッハのチームメートになって喜んでいる。メルセデスのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグがこう語った。
ロズベルグが使用する予定だったカーナンバー3をシューマッハが獲得したことから、これまでシューマッハのチームメートが務めてきたようなサポート役にロズベルグが回った可能性があると報じられている。
ジョニー・ハーバート、エディ・アーバイン、ルーベンス・バリチェロ(現ウィリアムズ)などは、明らかにシューマッハのサポート役として走っていたが、ロズベルグも“ナンバー2クラブ”に入ってしまったというのだ。
しかしハウグは、次のように『DPA』通信へ語った。
「ニコは望んでいたものを得た」
「彼は常に、F1でシルバーアロー(メルセデスのレースカー)に乗ることを望んでおり、ミハエル・シューマッハのチームメートになることを望んでいた」
「PRに最適なコメントに聞こえるだろうが、紛れもない事実だ」
ハウグは、シューマッハの過去のチームメートがナンバー2としての役割を果たしていたのは、契約上の義務があったためではないと考えているようだ。
「並外れた努力によってのみ、チームのナンバー1になることができる。われわれのドライバー2人ともが、それを実行できると信じている。もしいいクルマを用意できれば、間違いなくそれを実行してくれるだろう」とハウグは加えた。
しかし、元F1ドライバーのジャッキー・イクスは、ロズベルグがシューマッハにとって1人目の標的になると語った。
「間違いなく、ロズベルグは強力なチームメートだ」とイクスは『BZ』紙のインタビューで話し、さらに続けた。
「もしシューマッハが勝ちたいなら、ロズベルグを打ちのめす必要がある。彼が最大の敵だからな」
「シューマッハは常にハーバート、アーバイン、バリチェロといったチームメートに勝ってきた。彼らもワールドチャンピオンになれると言われていたドライバーだ」