アルゼンチンでの報道によると、ホセ・マリア・ロペスのUSF1シート獲得が確実になり、もう1人のUSF1ドライバーはジェームズ・ロシターになるようだ。
『Corsa(コルサ)』の報道によると、2006年のGP2からシングルシーターではレースをしていなかったロペスだが、シングルシーターでの勘を取り戻すため、F3のクルマを使って2日間のテストを行ったとのこと。
アルゼンチン観光の宣伝、トップレースV6シリーズ、クワンなどがスポンサーとしてロペスとともにUSF1へ加入するようだ。
ロペスのマネジャーであるフェリペ・マクゴーは、アルゼンチン自動車協会とも密接に協力しており、USF1との交渉が継続していると認めた。
「この数週間で大きな進展があったが、休暇があったために状況が複雑になった。しかし、すべて順調だ」
「慎重になる必要がある契約なので、忍耐が求められる。発表はチームが行うはずだ」とマクゴーは語った。
11月には、800万ドル(約7億4,000万円)のスポンサーを集められれば、シートを獲得できるという暫定的な契約をロペスが結んだと報じられていた。
また、USF1のスポーティングディレクターであるピーター・ウィンザーがすでに、ロペスのスーパーライセンス取得に向けて動き出したとも報じられている。
ロペスは数年前にルノーでテストを行っていたことがあるため、問題なくスーパーライセンスが発給されるとウィンザーは考えているようだ。
さらに、ロペスはイギリスとオーストリアで体力面のトレーニングを行った後、USF1の公式イベントに参加するため、1月下旬にはチーム本拠地のあるシャーロットを訪れる予定にもなっている。
正式な契約締結が遅れているのは、ロペスのスポンサー資金のための銀行保証が原因であるようだ。
『lavoz.com.ar』には、次のようなロペスのコメントが掲載されている。
「1月25日(月)くらいには、チームの正式発表のためにノースカロライナへ行くと思う。もし必要なら、2月のバレンシアでのテスト前に、いくつかクルマでのチェックも行うよ」
ロシターはホンダF1やSUPER AGURIでテストドライバーを務めていた経験があり、アメリカのル・マン・シリーズや、ワールドシリーズ・バイ・ルノーにも参戦経験があるドライバーだ。