メルセデスGPへリザーブドライバーとして加入することがうわさされるニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)。しかし、メルセデスのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグがヒュルケンベルグとの契約を否定した。
ヒュルケンベルグは、1年限りでウィリアムズのシートを失うことが決まり、競争力の高いレースシートを獲得することも困難になっている。そのため、競争力の低いチームからレースに出場するよりも、トップチームのテストドライバーになる方がいい選択肢だとマネジャーが語っていた。
ヒュルケンベルグにとって、メルセデスGPのテストドライバーが最善の選択肢だとみられていたが、ハウグはヒュルケンベルグの加入説について、こうコメントした。
「現状で接触はしていない」
「ブラジルでは、彼のクルマが勝手にポールポジションを獲得したわけじゃない。GP2でチャンピオンになり、F1でポールポジションを獲得したものであれば、当然能力は優れているはずだ」
さらにハウグは、弱小チームのレースドライバーになるよりも、トップチームのテストドライバーになる方がいいと語ったヒュルケンベルグのマネジャーに反論した。
「彼がキャリアを続けていきたいのならば、2流や、3流のチームでもレースに出た方がいい」