F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長が、F1での追い抜きを増やすことに取り組んでいくと語った。
「追い抜き増加を促す必要がある。アブダビでは不可能だった」とトッドは話している。
2010年の最終戦アブダビGPでは、選手権トップだったフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がビタリー・ペトロフ(ルノー)を抜けず、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)もロバート・クビサ(ルノー)を抜けなかったことから、コースのレイアウトを非難する意見が多い。
「私はFIA会長として話している。ハミルトンは新品のタイヤを装着し、クビサよりも2秒速かったのに抜けなかった」
「今後は、新サーキットを承認する前に、安全性と同様、ショー的な要素についても評価を行う」
「その中で私はすでに、パトリック・ヘッド(ウィリアムズ/エンジニアリング責任者)やロリー・バーン(フェラーリ/元デザイナー)ら技術面の専門家とのミーティングを行った」