F1最終戦アブダビGPの決勝で作戦ミスを犯し、王座獲得を逃したことを受け、フェラーリがエンジニアリング責任者のクリス・ダイヤーを解雇すると報じられている。
「何かが間違いなく変わるだろう。何人かの首が飛ぶ」と『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙が報じた。
アブダビGPで、選手権2位につけていたマーク・ウェバー(レッドブル)はレース序盤にピットイン。これを見たフェラーリは、選手権トップだったフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)にウェバーの前の順位を確保させるため、アロンソにもレース序盤のピットインを指示した。しかし、この作戦が影響してアロンソとウェバーは大きく順位を落とし、王座を逃してしまった。
『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』はこの作戦を判断した人物の名を出さなかったが、スペインでの報道によると、ダイヤーがこの判断を下していたとのことだ。
しかし、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、次のように語った。
「われわれにできるのは、一息つき、再充電して、みんなが来年にいい仕事をできるよう奮起させることだけだ」