トルコGPを終えた各F1チームは、カナダGPに向けた準備をわずかな時間で行わなければならなかったようだ。
ザウバーのチームマネジャーであるビート・ツェンダーによると、イスタンブールを出発したチームの機材がイタリアのトリエステ港に到着するのが遅れたのだという。
「水曜(2日)の午後にフェリーが到着する予定だったが、実際に到着したのは夜だった」
「クルマは木曜(3日)までヒンウィル(チーム本拠地)には届かなかった。イギリスのチームは、さらに遅くなっていただろう」
「そして土曜(5日)には、一連の作業を終えて、クルマをモントリオールへ向けて送り出したんだ」とのツェンダーのコメントを『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が掲載している。
モントリオールでは、9日(水)の段階ですべてのクルマが無事にジル・ビルヌーブ・サーキットへ到着しており、ルノーはサスペンションのレイアウトを新しくしていた。
また、2年ぶりの開催となる今年のカナダGPには、30万人もの観客が足を運ぶ見込みであることも明らかになった。
プロモーターであるフランソワ・デュモンティエは9日、次のようにコメントしていた。
「観客数は、週末が終わるまで言いたくない。だが、大勢の観客が詰めかけることになる」