可夢偉、トヨタのシミュレーターでレースへ向けた準備

2010年03月22日(月)
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F1から撤退し、ステファンGPとの提携も消滅したとみられるが、トヨタがF1のファクトリーに使用していたケルンでは、まだ活動が続いているようだ。

ザウバーはオーストラリアGPへ向けたプレビューの中で、ドライバーの小林可夢偉が、トヨタのシミュレーターでアルバート・パーク・サーキットについて学んだことを明かしている。

ステファンGPはトヨタが2010年に向けて開発していたパッケージを引き継ぎ、2010年からのF1参戦を目指した。

しかし、バーレーンGPにステファンGPが出走しないことが明らかになると、トヨタは声明を発表していた。

ステファンGPは、バーレーンへチーム資材を送っていたが、このチーム資材はケルンへ送り返されたとみられ、ステファンGPとトヨタの提携も消滅したとみられている。

トヨタは12日(金)、ケルンのF1ファクトリーが「新しい時代」を迎え、200名のスタッフが「外部のクライアント」のために作業していくと発表した。

レーザーで測量された14のサーキットを再現するシミュレーターの他にも、CFD(数値流体力学)、2つの風洞、製造機械、テスト設備などの利用をトヨタは提案している。

木下美明TMG(トヨタ・モータースポーツ有限会社)副社長は、次のように語っている。

「2010年以降、さまざまなクライアントが持ち込むことになる挑戦を楽しみにしています」

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