ニコ・ヒュルケンベルグ、2011年について語る

2010年12月10日(金)
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ニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)が、2011年もレースドライバーとしてF1に残る可能性が最も大きいのは、フォース・インディアに加入することだと初めて認めた。

GP2で2009年のチャンピオンになり、将来有望と言われながらウィリアムズでF1デビューを果たしたヒュルケンベルグ。シーズン中は苦戦することが多かったが、ブラジルGPでポールポジションを獲得するなど、速さを見せることもあった。

しかし、2010年のGP2チャンピオンであり、母国ベネズエラから大きな支援を受けているパストール・マルドナードが2011年のウィリアムズドライバーになることが決定。ヒュルケンベルグは今季限りでウィリアムズのシートを失うことになった。

ヒュルケンベルグのマネジャーであるウィリー・ウェバーは最近、フォース・インディアと交渉を行っていることを認めていた。そしてヒュルケンベルグ本人が、「クリスマスまでに」契約がまとまることを期待しているとして9日(木)、F1の公式ウェブサイトへ次のように語った。

「何も隠すようなものはないよ。僕たちにとっては、フォース・インディアが最大の望みだね。でも、たくさんのドライバーがあのチームのシートを狙っていることも、誰もが知っていることだよ」

「彼らとは話し合っている。どうなるのか楽しみにしていようよ」

2009年には、ARTでチームメートだったマルドナードを下してGP2チャンピオンになっていたヒュルケンベルグ。クルマを速く走らせる才能ではなく、資金力でF1シートが決まってしまうのは「悲しい」とも話している。

さらにヒュルケンベルグは、ブラジルGPでの驚きの初ポール獲得が、ウィリアムズでの2011年シート確保につながることを期待していたとも認めた。

「もちろんだよ。(でも、)その前から、何かが迫っているという兆候はあった。チームは何度も、契約の交渉を“明日まで”と言いながら延期していたんだ」

「外から見れば、とても理解しにくいことだろうね。でも、チームがそういったことをしなきゃいけなかった理由はあるはずだよ」

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