ビタントニオ・リウッツィ、シート喪失の危機

2010年11月29日(月)
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ビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)は、フォース・インディアと2011年の契約を結んでいるものの、シート喪失の危機にあるとの報道が続いている。

リウッツィは以前から、すでに2011年の契約をフォース・インディアと結んでいると語っていた。しかし、フォース・インディアのチーム代表ビジェイ・マリヤは先日、2011年のシートが2つとも未定だと示唆した。

その後、リウッツィのチームメートであるエイドリアン・スーティルは残留に合意したと明かしていた。しかし、ウィリアムズを放出されるニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)のマネジャーが、フォース・インディアと交渉中であると認めている。

また、フォース・インディアのリザーブドライバーであるポール・ディ・レスタは、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)でチャンピオンに輝き、F1デビューに向けて大きくアピールした。

「もちろん、来年に(F1での)シートを得られるよう願っているよ。彼ら(フォース・インディア)との長期的な関係をこれからも継続していきたいからね」

「僕の夢は、F1のワールドチャンピオンになること。それこそ、僕が次にやるべきことなんだ。実現するよう、祈り続けるよ」とのディ・レスタのコメントが29日(月)に報じられた。

ディ・レスタと同じくスコットランド出身で、かつてトヨタからF1に参戦したことがあるアラン・マクニッシュは最近、ディ・レスタのF1デビューを希望しているとして、こう話していた。

「この数戦でスーティルやリウッツィが犯したミスを考えてみれば、ポールがF1にデビューするにはいい状況だと言わざるを得ない」

「残念なことに、モータースポーツには政治的なことが多く絡んでおり、その最たるものがF1だ。それなので、ドライバーのパフォーマンスだけでは決まらないがね」

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