マレーシアの国営自動車会社プロトンが、ルノーF1チームの株式を一部取得する方向で交渉を進めているという。
これまで、プロトンがルノーF1チームのタイトルスポンサーになり、同社の傘下にあるグループ・ロータスの名を使い、2011年からはルノーF1チームがロータス・ルノーとしてF1へ参戦するとみられていた。
しかし、プロトンのマネジングディレクターがマレーシアの『Star(スター)』紙へ語ったところによると、プロトンは2011年シーズン開幕前にルノーF1チームの株式25%を取得する交渉を進めているという。
「その方向で進めている。間もなく結論が出るだろう」とマネジングディレクターは語り、さらに続けた。
「大詰めの段階になっている。あと数日待つのみだ。(株式の)25%ということで話し合いを行っている」
「何%になるのか、細かい数字を明かすには時期尚早だが、われわれが自分たちのブランドをコントロールできるような数字にしなければならない」
自動車会社のルノーは2009年シーズンを前に、ルノーF1チームの株式の大部分をジェニイ・キャピタルに売却。現在はルノーが25%、ジェニイ・キャピタルが75%の株式を保有しているとされている。今回プロトンが、どちらから何%の株式を取得するのか、まだ明らかになっていない。