フェラーリで長年テストドライバーを務めたルカ・バドエルがチームを離脱する。
来年で40歳になるバドエルは、1990年代後半からフェラーリのテストドライバーを務めていた。イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』誌によると、バドエルはフィオラノのフェラーリ自社コースで、13万km以上フェラーリのF1マシンを走らせたという。
フェラーリの黄金時代をテストドライバーとして支え、クルマの開発に大きく貢献したとの評価も得ていたバドエル。しかし、昨年にレースドライバーのフェリペ・マッサが負傷し、代役として出場した際には、成績不振のため、厳しく非難されていた。
『Autosprint(オートスプリント)』によると、フェラーリが最近にスペインで行ったイベントで、フェラーリの2009年型車F60を走らせたのが、バドエルにとってはフェラーリで最後のF1走行になったようだ。
フェラーリはすでに、2011年は育成ドライバーのジュール・ビアンキがテスト兼リザーブドライバーになると発表していた。ビアンキのほかにもフェラーリは、ジャンカルロ・フィジケラやマルク・ジェネともテストドライバー契約を結んでいる。