セバスチャン・ベッテル、今後もマネジャーは雇わず

2010年11月18日(木)
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BMWザウバーのテストドライバーを務めていた少年時代から、F1チャンピオンになった今まで、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がマネジャーを雇ったことはなかった。そして、これからもマネジャーを雇うことはなさそうだ。

F1の史上最年少チャンピオンに輝き、マネジャーを雇うことを考えるか質問されたベッテルは、次のように『Servus TV(セアヴスTV)』へ答えている。

「今のままで問題ないよ」

「以前にも、マネジャーなしでやっていたドライバーがいたと思う」とベッテルはゲルハルト・ベルガーや3度のF1チャンピオン、ニキ・ラウダについてふれ、こう続けた。

「頼ることができる人たちがチーム内にいるし、チーム外にもいる。友だちや家族のようにね」

「何か重要な決断をするときは、意見を聞きたい人と話をするんだ。そういったことをした後に、自分で結論を出す。それを変えたくはない」

また、ベッテルやミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)の才能を発掘したカーペット店の店主ゲルト・ノアックは、マネジャーによって大きな損害を被ることもあると語った。

ノアックは、ニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)がその一例だと考えているようだ。ヒュルケンベルグのマネジャーは、シューマッハのマネジメントを長年担当していたウィリー・ウェバーが務めている。

「もしウェバーがニコのために十分なスポンサーを見つけていれば、今ごろ彼はチーム探しなんかしていなかった」

「ウィリーはいつも、いろいろなものを見つけてくる才能があると自称している。確かに、彼は鼻が利くかもしれない。だが、彼の鼻は正しいのか? それは疑わしいね」とノアックは『Tagesspiegel(ターゲシュピーゲル)』へ語った。

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