ヴァージン、ロシアのスーパーカーメーカーへのチーム売却を発表へ

2010年11月11日(木)
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ヴァージンが、チーム株式の大部分をロシアのスーパーカーメーカー、マルシャへ売却したことを間もなく発表する。

マルシャはすでに、ヴァージンのスポンサーになっていた。マルシャを率いるニコライ・フォメンコがヴァージンを買収するとの報道があったが、ロシアの国営通信社『RIA Novosti(RIAノーボスチ)』へフォメンコは、マルシャ・モータースポーツがヴァージン・レーシングの「相当数の株式」を取得したと認めている。

「これで、F1にわれわれのチームがあると自信を持って宣言することができる」

「もちろん、われわれにとっても簡単な決断ではなかった。契約の金額について、私が明かすことはできないが、大きな金額であることは保証する」とフォメンコは加えた。

報道によると、マルシャとヴァージンの契約は、6日(土)にロンドンで署名されており、2011年は『マルシャ・ヴァージン・レーシング』というチーム名で戦い、モスクワで2011年の新車発表を行うようだ。

マルシャの共同出資者アンドレイ・チェグラコフは、「チームの認知度を高めるため」、チーム名に「ヴァージン」の名を残したいと語っている。

また、『Financial Times(フィナンシャル・タイムズ)』での報道によると、マルシャが取得したのは、ロイズ・バンキング・グループが保有していた株式だという。

2010年には、ビタリー・ペトロフがルノーからデビューし、初のロシア人F1ドライバーが誕生。そして2014年からはソチでのロシアGP開催が決まっている。

フォメンコは、将来的にペトロフを自身のチームで走らせることも希望していると語った。

「今は彼に競争力のあるクルマを用意できない。また、彼も、速いクルマでキャリアを進めていく必要がある。もう1シーズン待とうじゃないか」とフォメンコは述べている。

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