ロバート・クビサ「とても手ごわいコース」/アブダビGPプレビュー

2010年11月11日(木)
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ルノーのロバート・クビサが、アブダビGPを前にした心境を語った。

ロバート・クビサ
「アブダビのサーキットは外観が素晴らしくて、テレビ映えがいいんだよ。いろいろな色でライトアップされるホテルも美しいし、この施設にはかなりの投資がされたことが分かるよね」

「去年、初めてこのコースを歩いたとき、追い抜きのチャンスは多いと思った。でも、レースでは僕が予想していたほど多くなかったよ。ランオフエリアが広いことが影響しているんだ。自分のポジションを守るのが簡単になるからね」

「ブレーキングポイントを間違ったとしても、何も失うことなくコーナーをショートカットして、前にとどまれると分かっているんだから。もちろん、毎周そんなことをできるわけじゃない。でも、ランオフエリアではなく、ウォールやグラベルがあったとしたら、後ろのドライバーが追い抜きを成功させる可能性は高くなるかもしれない」

「ただ、逆のことも言えるんだ。攻める側のドライバーも、追い抜きに失敗しても逃げ道があると分かっているから、ブレーキングでよりリスクを冒すことができるんだよ」

「このコースでは、ターン16や17のように、アウト側に路面が傾いているコーナーに苦しめられた。そういったコーナーでは、アクセルを踏み込んだときにトラクションを失って、クルマのリアが滑りやすくなるんだ。これでかなりタイムを失ってしまう。だから、とても手ごわいコースなんだ」

「夕方にレースが始まるから、夜のレースに備えてバイザーを替える必要がある。それに、去年はフリー走行が3回とも太陽のもとで行われたのに、予選と決勝は夜に行われたことが問題になったのを覚えている」

「気温が下がって、路面の状態が完全に変わってしまい、クルマのバランスに大きな影響を与えたから、とても難しかったよ。でも、今年は去年の経験があるし、夜の走行に備え、どうセットアップを変更すればいいのか分かっている」

「アブダビはシーズンの最終戦だけど、終わった瞬間に休暇に入れるわけじゃない。レース後も数日、全チームがアブダビにとどまる。2011年へ向けた準備として新しいピレリタイヤでの初テストをするんだ」

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