ブラジルGP予選トップ3FIA記者会見

2010年11月07日(日)
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1. ニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ):1分14秒471、2. セバスチャン・ベッテル(レッドブル):1分15秒519、3. マーク・ウェバー(レッドブル):1分15秒637

Q:ニコ、初めてのポールですね。すごい時期、すごい場所での出来事であり、スリックタイヤで出た終盤の走りは別格でレッドブルの2台より1秒近く速いタイムを出しました。今は夢心地でしょうね。
ニコ・ヒュルケンベルグ(以下、ヒュルケンベルグ):うん、本当にすごいことだよ。自分がやったことだなんて未だに信じられない。予選に向けて素晴らしいクルマを仕上げてくれたチームに心から、本当に心からお礼を言うよ。スリックタイヤで出たのは間違いなく正しい選択で、僕のエンジニアに最後のチャンスだと言われたけど僕はすでにいい位置につけていたんだ。クルマからすべてをしぼり出して、流れのあるラップにしようとしたんだ。ぬれた部分に乗らないように、ミスをしないようにね。ポールを取れるなんて、素敵な驚きの土曜日になった。本当にすごく、すごくうれしい、この瞬間をただ楽しんでいるよ。

Q:セバスチャン、タイミングが全てで、チャンピオン争いをするドライバーたちは失うものも多くありましたが、あなたは乗り切りましたね。
セバスチャン・ベッテル(以下、ベッテル):うん、トリッキーなセッションだった。インターミディエイトタイヤで1度出た後のQ3の最後は厳しい状況だったよ。サーキットはドライに見えたけれど、最終セクターの一部はかなりトリッキーだった。最後はドライタイヤで行こう、と誰もが決めていたと思う。(路面状況は)どんどん良くなっていったけれど、すごく難しくて滑りやすかった。最初はコンマ1秒差くらいでポールを逃したかなと思ったのだけれど、1ケタ違ったよ。15秒台じゃなくて14秒台だったからね、1秒差だよ。ニコ、おめでとう。すごくトリッキーなコンディションで、ミスを招きやすいから、あなたの言ったとおり僕らはポールを狙っていたけれど、今日は僕たちの誰よりもニコが優れていた。でも、とてもトリッキーだったし、2番手ですごくハッピーだよ。

Q:マーク、あなたは3番手ですが、選手権首位のフェルナンド・アロンソはあなたより2つ、3つ後ろのグリッドにいます。予選と、明日のレースの展望を聞かせてください。
マーク・ウェバー(以下、ウェバー):予選を楽しんだよ。誰にとっても非常にチャレンジングなセッションだった。こういったコンディションではうまくいかないことも多いから、まずは前に出られてうれしいし、最終セッションで引き出せたものがあって良かった。クリアラップを取るのは本当に、本当に難しい状態だったし、僕は最高の走りをした。セブ(セバスチャン・ベッテル)と僕の差はわずで、セバスチャンと同じように僕もタイムを確認した。ニコは、彼のクルマはすごくいい動きをしていてニコ・ヒュルケンベルグも自信を持っていたしクルマから多くの力を引き出した。初ポールをとった彼を祝いたい。自宅で観戦していた人たちにとっては、めまぐるしい展開だったと思うし、僕たちにとってはコクピットでストレスを感じる暇もなかった。すごく楽しいセッションで、フロントロー近くのグリッドを取れてうれしいね。

Q:ニコ、2011年のシート獲得に向けてあなたにはプレシャーがかかっているといううわさがこのところ聞こえていますね。今回のポールが意味するものを教えてください。
ヒュルケンベルグ:初ポールは感動的だし、僕は何年もF1に憧れてきたから歴史的な出来事になればと思う。最初は、あのラップとスリルに震えを感じたままだったから、言いたい言葉も出てこなかった。自分たちがやったことを自覚して、明日に向けた仕事に取り掛からなければいけないね。

Q:ニコ、一体どうやったのでしょうか? 全くの謎ですよ!
ヒュルケンベルグ:僕がF1に来たのには理由がある。(どうやったのかは、)わからないよ。エンジニアが「1秒差だぞ、みんなを引き離した」と言ったとき、ミスをせずいいラップをしたと思った。すごく流れがあって、とくに第3セクターにトリッキーな個所がたくさん残っていたから、ぬれた部分に乗らないようにした。ミスをしやすい状況だったけれどあのラップは素晴らしかったしポールをとるに足るものだった。

F1TopNews携帯サイトでは、ブラジルGP予選トップ3FIA記者会見を全文掲載。「F1トップニュース」の11/7ニュースリスト「ブラジルGP予選トップ3FIA記者会見その1~その3」をご覧ください。

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