セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がブラジルGPで使用するエンジンは、すでに2レースを戦ったものであることが分かった。
前戦の韓国GPでは、ポールポジションからレースをリードし続けたベッテル。しかし、レース終盤になってエンジンにトラブルが発生。レースをリタイアすることになった。
レッドブルへエンジンを供給するルノーのカスタマー・プログラム責任者ファブリス・ロムは4日(木)、今週末のベッテルが使用するエンジンは、すでに2レースを戦ったものであることを明かした。
「イタリアとシンガポールで使ったエンジンだ」
「走行距離は1,066kmになっている」とロムは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』へ語っている。
ルノーのエンジンは、2,000kmを走行するよう設計されているが、韓国で壊れたエンジンは、1,600kmを走行したものだったという。ロムによると、壊れたのはコネクティングロッドだったようだ。