2010年韓国GP金曜プラクティス1回目、セッションレポート

2010年10月22日（金）

2010年F1第17戦韓国GPが10月22日（金）、韓国インターナショナル・サーキット（1周／5.621km）で開幕し、10時（日本との時差なし）から90分間、プラクティス1回目が行われ、ルイス・ハミルトン（マクラーレン）がトップになった。

セッション開始時の天候は曇り、気温18℃、路面温度は25℃。セッションが始まると、各車が次々にコースインし、インストレーションチェックを行った。トロ・ロッソのハイメ・アルグエルスアリは、そのままタイムを計測。2分20秒台のタイムだった。

オンボードの映像では、事前に予想されていたとおり、路面が非常に滑りやすくなっていることが分かった。スロー走行にもかかわらず、クルマが不安定になる場面があるほどだ。その後、山本左近（ヒスパニア・レーシング）もタイムを計測、左近は2分05秒台のタイムを記録し、トップに立った。

開始35分の段階で、タイム計測を行ったのは7名。この段階ではマーク・ウェバー（レッドブル）がトップに立っている。ウェバーのタイムは1分45秒台。また、路面の滑りやすさが影響しているのか、コースオフするクルマも多い。

セッションの半分が経過した段階では、15名のドライバーがタイムを計測。トップはニコ・ヒュルケンベルグ（ウィリアムズ）になっており、タイムは1分44秒台。トップチームでは、マクラーレンの2台、フェルナンド・アロンソ（フェラーリ）、セバスチャン・ベッテル（レッドブル）がまだタイムを計測していない。

残り35分でベッテルがトップに浮上。その後ベッテルはさらにタイムを更新し、1分43秒台に突入した。この段階では、ルイス・ハミルトン（マクラーレン）のみがタイム計測を行っていない。残り30分でバトンが1分43秒0のタイムを記録。これでバトンがトップになった。

残り約25分、ブルーノ・セナ（ヒスパニア・レーシング）がスピンし、ランオフエリアにクルマを止めた。詳細は不明だが、左リアのサスペンションが壊れており、これがスピンの原因になったと思われる。これにより、一時コース上ではイエローフラッグが出された。

残り約15分、ヒュルケンベルグが1分42秒台のタイムを記録してトップに。その後、ルーベンス・バリチェロ（ウィリアムズ）も1分42秒台のタイムを記録して2番手に浮上。ウィリアムズの1-2になった。

残り約10分、ニコ・ロズベルグ（メルセデスGP）がタイムを更新してトップに立つ。また、ハミルトンがようやくタイム計測を開始した。

残り数分でバトンが1分41秒台に突入。これでバトンがトップになった。しかし、その後ハミルトンが1分40秒台のタイムを記録。誰もハミルトンのタイムを上回ることはなく、初開催の韓国GP、初めてのセッションでトップになったのはハミルトンだった。

▲ F1韓国GP、コースにはヘビと巨大なクギ● 2010年韓国GP金曜プラクティス1回目、セッションレポート ▼ 2010年韓国GP金曜プラクティス1回目の結果