トルコGPでのチームメート同士によるクラッシュ以降、レッドブルのドライバーの関係には大きな注目が集まっていたが、今も2人のドライバー間には緊張関係が残っているようだ。
現在、選手権トップに立っているのはマーク・ウェバー(レッドブル)。しかし、チームメートのセバスチャン・ベッテルが2位につけており、2人とも2010年のF1チャンピオン有力候補になっている。
トルコGPでの同士討ち後、レッドブルはウェバーとベッテルが和解したことをアピールしていたものの、この2人の間に緊張関係が残っていることは明白だ。
日本GPでベッテルが優勝した際には、恒例となっているチームの集合写真を撮影する前に、ウェバーがヘリコプターで東京へ向かってしまった。そのため、レッドブルの集合写真には、ウェバーの等身大パネルが写っている。
また、ウェバーは日本GP決勝の最終ラップでファステストラップを記録。これにより、ベッテルがポールポジション、レース優勝、ファステストラップという「完全レース」を達成することはできなくなった。
ウェバーが最終ラップでファステストラップを記録したのは、ベッテルとの心理戦の一部だとみられている。『BBC』のコメンテーターであるマーティン・ブランドルは、レッドブルの首脳陣にとっては「大きな悩みの種」になっただろうと解説した。
ウェバーは日本GPを2番手からスタートしたものの、スタート直後にロバート・クビサ(ルノー)がウェバーを抜いていた。これには安心したとベッテルも認めている。
「マークやチームがどうっていうわけじゃないけど、僕としては楽になったからね」
ベッテルはこう話しているものの、その数周後にクビサは、ホイールが脱落したためにレースをリタイアしていた。
「(クビサのリタイアは)もちろん、チームにとってはいいことだった。でも、僕自身の選手権を考えると、彼が2位にとどまることに何も不満はなかったよ」とベッテルは述べた。