ザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーが、所属ドライバーである小林可夢偉には、2011年にチームリーダーになることを期待していると語った。
ザウバー代表は以前から、若手ドライバーとベテランドライバーによるドライバーラインアップが理想的だと語っていた。
現在ザウバーで可夢偉のチームメートを務めているのは、約170戦のF1出場経験があるニック・ハイドフェルド。しかし、来季のザウバーに可夢偉は残留するものの、ハイドフェルドは残留しない。
ザウバーは2011年に、メキシコ出身のドライバー、セルジオ・ペレスを起用する。ペレスはメキシコの大手通信会社テルメックスからの支援を受けており、現在GP2で選手権2位につけている。
「彼(ペレス)は大きな才能を秘めており、非常に速いドライバーだと思っている」
「だがもちろん、何も保証はない」とザウバー代表は語った。
前チームオーナーであるBMWがF1から撤退し、なんとかチームを存続させたザウバー。今でもスポンサーが不足しているなど、BMW撤退の影響を受けているザウバーだが、2人の若手ドライバーを起用することはリスクが大きすぎるのではないかとの質問に、こう答えた。
「若いドライバーとともに、経験のあるドライバーを起用する方がいい。だが、コバヤシは成長した。来年には、チームリーダーの役割を担える」