ロータスのチーム代表トニー・フェルナンデスが、ロータス創設者の息子クリーブ・チャップマンのサポートを失ったと報じられている。
このニュースは、有名なフランス人コメンテーターのジャン・ルイ・モンセが寄稿している『Auto Plus(オト・プリュス)』の最新コラムに書かれたもの。
モンセはロータスの「ある有力筋」から情報を受け取ったと語った。
イギリスの有名自動車メーカーであるロータスは、フェルナンデスとの法廷闘争の真っ最中だ。ロータスはフェルナンデスに対する名称の使用許可を取り下げたものの、フェルナンデスはロータスとは別の会社が保有していた“チーム・ロータス”の名称権を獲得。2011年はチーム・ロータスとして参戦するとしている。
モンセの情報源によると、フェルナンデスはチーム・ロータス創設者コーリン・チャップマンの息子クリーブから支持を得ていると言い続けているという。
しかし、その情報源は、チャップマンが実はフェルナンデスとは距離を置いているのだと話している。
この件について、チャップマンがF1最高権威バーニー・エクレストンに手紙を書き、自身の立場を明白にするため、声明を発表する可能性もある。
ロータスは来季、ルノーエンジンを搭載するとみられているが、いまだ正式な発表はされていない。発表されない原因については、ルノーがロータスの名称問題の解決を待っているとの意見もある。
ロータスは先週、グループ・ロータスのオーナーであるプロトンの顧問であり、元マレーシア首相のマハティール博士から助言を受けて、この問題については「さらなるコメント」をしないと語っていた。