2010年F1第16戦日本GPが10月8日(金)、鈴鹿サーキット(1周/ 5.807km、10月10日決勝53周/307.471km)で開幕し、14時から90分間、プラクティス2回目が行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップになった。
10時から行われた1回目のセッションでは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップ、マーク・ウェバー(レッドブル)が2番手になり、レッドブルの1-2になっていた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温25℃、路面温度38℃。セッション開始直後は目まぐるしく順位が入れ替わったが、まずはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がトップに。しかし、すぐにベッテルがトップタイムを記録し、ウェバーも2番手につけ、再びレッドブルの1-2になった。
その後、誰もレッドブル勢のタイムには届かず、このセッションもベッテルがトップでレッドブルの1-2になっている。ベッテルのタイムは、1分31秒465だった。
2位から5位までの結果は次のとおり。
2位マーク・ウェバー(レッドブル)1分31秒860、3位ロバート・クビサ(ルノー)1分32秒200、4位フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)1分32秒362、5位フェリペ・マッサ(フェラーリ)1分32秒519。
小林可夢偉(ザウバー)は12位、山本左近(ヒスパニア・レーシング)は24位だった。
【セッションレポート】
セッションが始まると、各車が一斉にコースインし、セッション開始直後は目まぐるしく順位が入れ替わった。そんな中、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がトップタイムを記録すると、しばらくアロンソがトップのままになった。
開始約20分、ベッテルがアロンソのタイムを更新してトップに。ベッテルはこの時点で1分32秒台のタイムを記録。その後ウェバーも1分32秒台のタイムを記録して2番手に上がり、レッドブルの1-2になった。
午前中にクラッシュしたルイス・ハミルトン(マクラーレン)は、開始30分の段階でもコースインせず。メカニックが懸命にクルマの整備を進めているが、まだコースインできる状態にはなっていない。
セッションの半分が経過した段階でもレッドブルの1-2のまま。3番手にはルノーのビタリー・ペトロフが入っている。1分32秒台のタイムを記録しているのは、この3人のみという状態だ。
残り約40分、ソフト側のタイヤを装着したエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)も1分32秒台のタイムを記録し、4番手に浮上した。残り約35分になるとフェリペ・マッサ(フェラーリ)もソフト側のタイヤで走行し、3番手に上がった。
残り約30分、すでにほとんどのクルマがソフト側のタイヤで走行している。そんな中ウェバーがタイムを更新してトップに。ここでウェバーは1分31秒台に突入した。だが、ベッテルがすぐにウェバーを上回るタイムを記録。再びベッテルがトップになった。
残り約15分、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)がデグナーでコースオフ。1つ目出口の縁石でバランスを崩し、2つ目で飛び出すという「おなじみ」の飛び出し方だった。しかしシューマッハは、うまくスピードを落とすことに成功し、タイヤバリアにはクラッシュしなかった。
残り約10分、ハミルトンがようやくコースイン。ハミルトンはソフト側のタイヤで走行を始めている。
セッション終盤には大きく順位が変動することなく、このセッションもベッテルがトップ、ウェバーが2番手でレッドブルの1-2になった。なお、レッドブルの2台のみが1分31秒台のタイムを記録した。
日本GPプラクティス3回目は明日9日(土)、11時から行われる。