ルノーのマネジングディレクターだったボブ・ベルが離脱したことを、ルノーが6日(水)に発表した。
昨年に元マネジングディレクター、フラビオ・ブリアトーレらがドライバーへ故意にクラッシュすることを指示したとして解雇された際、ベルがブリアトーレの後任となり、チーム代表も務めていた。その後、ルノーがジェニイ・キャピタルへチーム株式の大部分を売却すると、エリック・ブーリエが新チーム代表に就任した。
「チームのパフォーマンス面における貢献と、ジェニイ・キャピタルがチーム株主になって以来の移行期間に尽力してくれたことを、ボブ・ベルに感謝したい」ルノーのチーム会長ジエラルド・ロペスはこうコメントした。
ベルは、1980年代に空力技術者としてマクラーレンに加入。その後、1997年に現在のルノーであるベネトンに加わっていた。1999年にはジョーダンへ移籍したが、2001年にベネトンへ復帰、テクニカルディレクターなどを務めてきた。
今後は、チーム代表のブーリエがマネジングディレクターも兼務することになる。