2010年のF1は、激しいタイトル争いを繰り広げながら日本GPに鈴鹿にやってくる。現状では、レッドブルとフェラーリによる戦いになるとの見方が有力だ。
フェラーリのテストドライバーであるマルク・ジェネは、『El Mundo(エル・ムンド)』のコラムでこう書いた。
「(鈴鹿)のコーナーは、レッドブルに最も向いているタイプのコーナーなんだ」
「彼らがほかのチームより強さを発揮して、手ごわい相手になっても驚きはしない。でも、僕たちも改良を予定しているから、僕たちのことも優勝候補から外せないよ」
これに対抗するレッドブルも自信を見せている。所属するセバスチャン・ベッテルは、鈴鹿の設計を監修したジョン・フーゲンホルツが、「僕たちのために鈴鹿を作った」とまで語っている。
「ほかのコースも全部、僕たちに向いているはずだよ。唯一、韓国は分からないけど、それはみんな同じだからね」とベッテルは『Bild(ビルト)』へ加えた。