シンガポールGPの予選でトップ10に入り、ポイント獲得の期待が高まっていた小林可夢偉(ザウバー)だが、クラッシュでレースを終えることになった。
路面の汚れている偶数グリッドからスタートしたこともあり、可夢偉はスタートでポジションを落としていた。しかし、3周目にセーフティカーが導入された際にピットインせず、再びポイント圏内までポジションを上げた。
だが、すでにピットストップを終えたエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が可夢偉との差をつめていたこともあり、可夢偉は前のクルマを抜いて順位を上げない限り、ポイントを獲得できない状況になっていた。
しかし、可夢偉はターン18でバランスを崩し、ガードレールにクラッシュしてしまった。
この直前に可夢偉は、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)と接触していた。クラッシュの原因が単なるミスなのか、それとも接触の影響などによるトラブルがあったのか、今のところ明らかになっていない。