小林可夢偉(ザウバー)が、初挑戦のシンガポールGPのフリー走行1回目で見事な走りを見せていた。
セッション開始直前に雨が降り、路面にぬれた部分が残った状態で始まったフリー走行。セッション序盤はガレージにとどまるクルマが多かった。
しかしセッション中盤、走行を始めた可夢偉がトップタイムを記録。その後、ほかのドライバーにトップタイムを更新されても、その度に可夢偉はタイムをさらに更新し、トップの座を守った。
セッション終盤にドライタイヤでの走行が始まると、可夢偉は少しずつ順位を落とし、最終的に12番手でセッションを終えた。だが、路面にぬれた部分が残る、難しいコンディションの中で可夢偉が見せた走りを、海外のジャーナリストも高く評価している。
フェラーリやウィリアムズでチームマネジャーを務めていたピーター・ウィンザーも「1回目のプラクティスでは、シンガポールが初めての小林可夢偉(ザウバー)が傑出していた。ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)も悪くなかったね!」とTwitterでつぶやいている。