ブリヂストンの2010年シンガポールGP予選レポート

2010年09月26日(日)
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シンガポールGP予選は、マリーナ・ベイのストリートコースの過酷なターンをブリヂストンのスーパーソフト・コンパウンド・ポテンザタイヤで攻略したスクーデリア・フェラーリ・マールボロのフェルナンド・アロンソ選手が、シーズン唯一の夜の予選でポールポジションを獲得した。

アロンソ選手の予選タイムは1分45秒390。明日のレースのフロントローの隣には、予選前のプラクティス・セッションでトップタイムを記録したレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル選手が並ぶ。今日は2種類のドライ・コンパウンドとウェットとインターミディエイト・タイヤが使われた。

浜島裕英(ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)
今日の走行のポイントを教えて下さい。
「今日も走行開始時は路面がぬれた難しいコース・コンディションでした。ドライバーは、もちろんバリアに接触しないようにドライブしなければなりませんし、エンジニアは、このようなチャレンジングかつエンターテイニングでもあるコンディションでのタイヤの性能の理解に努めなければなりません。われわれにとっては、このサーキットのような路面変化は非常にまれなため、タイヤの動きを理解するのが困難です。全体的にスーパー・ソフトのドライバーからのフィードバックは通常よりもオーバーステア気味ですので、今週末は興味深いです」

明日のレースではどのようなタイヤ戦略が考えられますか?
「いつ、そして果たして雨が降るのかというのが戦略を決める一番重要な要素になると思います。路面がウェットならば、路面が乾くまでに長い時間がかかりますので、コクピットの中のドライバーたちには非常に正確なドライビングと集中力が求められます。路面がドライなレースならば、2種類のドライ・コンパウンドの摩耗や耐久性を考えると、幅広い戦略のオプションが可能になりますので、さまざまな戦略が用いられることになるでしょう。ウェットでもドライでも、明日はピットウォールのメンバーにとっては高い集中力を求められるレースになりますが、今日が見所のある予選セッションになったのと同じように、エンターテイニングなレースになる可能性が高いと思います」

(ブリヂストン・プレスリリース)

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