ブリヂストンのシンガポールGP決勝レポート

2010年09月27日(月)
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マリーナ・ベイのストリート・コースで開催されたシンガポールGP決勝は、スーパーソフト-ミディアムのタイヤ戦略で戦ったスクーデリア・フェラーリ・マールボロのフェルナンド・アロンソ選手がスリリングな波乱のレースに優勝した。

アロンソ選手はでレッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテル選手をリードしてフィニッシュラインを越えたが、その差はわずか0.293秒。最後まで勝負の行方が分からないレースだった。チャンピオンシップをリードするマーク・ウェバー選手が3位に入った。

安川ひろし(ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
「2戦連続で優勝したフェルナンド・アロンソ選手とフェラーリにお祝いを申し上げます。また、見応えのある最高のレースを開催してくれたシンガポールのオルガナイザーにもお祝いを申し上げます。今回はチームにとってもドライバーにとっても非常にタフなレースでしたが、ファンや観客の皆さんにとっては、美しいシンガポールの夜のスカイラインを背景に開催された非常にエキサイティングなグランプリになりました。ここシンガポールのグランプリは、非常に多くの新しいファンと共に、今後もF1にとっては欠かせないイベントであり続けるでしょう。ここから全世界へブリヂストン・ブランドが深く印象に残る形で発信できていると信じています」

浜島裕英(ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)
「今日も非常にエキサイティングなレースを見ることができました。完全なドライ・コンディションは今週末初めてでしたので、路面がかなり大きく変化しました。そのため戦略も非常に興味深く、2種類のコンパウンドがどのような性能を発揮するのか、われわれも皆、注目していました。クルマやクルマのセットアップ、またドライビング・スタイルによってタイヤの摩耗や性能の落ちは異なりました。フェルナンド・アロンソ選手もセバスチャン・ベッテル選手も非常によくタイヤをマネージしたと思います。ふたりは同じような戦略でしたので、レースの最後まで非常に激しい接戦のバトルでした。マーク・ウェバー選手は同じタイヤでほとんど全てのレースの距離を走り、ミディアム・コンパウンドの耐久性を証明してくれました。ウェバー選手のタイヤは力強い性能を発揮し続けたばかりではなく、ルイス・ハミルトン選手との接触にも耐えました。この接触で右フロント・タイヤのサイドウォールがリムのアライメントから押し出されましたが、レースの最後まで内圧を維持することができました。今日は、このタイヤが本当の日本の根性を見せてくれたと言えます」

(ブリヂストン・プレスリリース)

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