白熱したタイトル争いはルイス・ハミルトンのおかげとニキ・ラウダ

2010年09月15日(水)
白熱したタイトル争いはルイス・ハミルトンのおかげとニキ・ラウダ thumbnail

2010年のタイトル争いが白熱していることを、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)に感謝するべきだ。F1で3度チャンピオンに輝いているニキ・ラウダがこう語った。

もしハミルトンがイタリアGPでクラッシュしていなければ、ライバルに対して大きなポイント差をつけた状態で、残りの5戦を迎えられていたはずだ。

ハミルトンがクラッシュによるノーポイントに終わった一方、マーク・ウェバー(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は着実にポイントを重ねていた。

そのため、1回レースに優勝するだけで選手権トップが入れ替わることも考えられる、非常に白熱したタイトル争いになっている。

「モンツァ(イタリアGP)でのバカらしいミスについて、みんなルイス・ハミルトンに感謝するべきだな」

「これからタイトルに向け、最高なラストスパートを見ることができる」とラウダは『Bild(ビルト)』へ語った。

また、イタリアGPで姿を見せていたフラビオ・ブリアトーレは、ハミルトンがリタイアする原因になったフェリペ・マッサ(フェラーリ)との接触について、ハミルトンの「大きなミス」と断じた。

「彼が、どうやって2007年のタイトルを逃したのか忘れてはならない」とブリアトーレは『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』へ話している。

また、『Telegraph(テレグラフ)』のコラムでデビッド・クルサードは、次のように書いた。

「ルイスのフェリペ・マッサとの接触は、初歩的なものだ」

「彼は、チームのことを、そして自分自身をガッカリさせたと感じるだろうね。それに、彼がタイトルを獲得する可能性も失われたかもしれない」

実際、ハミルトン本人もマクラーレンがミスに「怒り」を感じるだろうと認めていた。しかし、批判によって影響を受けることはないとも話している。

「他人よりも激しく自分のことを責めるんだよ。数年前によりは、そういったことにうまく対処できるようになっている」

この記事をシェアする
関連トピックス
関連記事
前後の記事

前後の記事
F1 2010 ニュース一覧