ミスやクラッシュが続き批判が集まっているセバスチャン・ベッテル(レッドブル)だが、今シーズン残りのレースでも攻めの姿勢を変えるつもりはないと語った。
前戦ベルギーGPでは、タイトルを争うジェンソン・バトン(マクラーレン)を抜こうとしてコントロールを失い、バトンとクラッシュし、バトンをリタイアに追い込んだベッテル。マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュからは「クラッシュ小僧」と非難された。
しかし、ベッテルは『Speedweek(スピードウィーク)』へ、より慎重な走りを心がけることはないとして、こう語った。
「レースと、コーヒーで一服するのはわけが違う」
「僕は、チャンスがあれば勝つためにグリッドについているんだよ。勝利が転がり込んでくるのを待つだけじゃなく、攻めていかないといけないんだ」
ベッテルは、ベルギーGPでのバトンに対する追い抜きが大失敗だったことを認め、バトンへ電話で謝罪したことも明かした。
「僕は常に攻めようとしているし、それについては何も変わることはない。頭のスイッチを常にオンにして、リスクを計算するんだ」
「僕自身にも、僕のクルマにも、勝てる速さが十分に備わっていることは分かっているよ」とベッテルは話している。