チームオーダー問題でフェラーリがさらなるペナルティーを科されなかったことに対し、批判的な意見も出ているが、この機会にチームオーダーを解禁するべきだとの意見もある。
『Telegraph(テレグラフ)』は、“明らかに”ルール違反を犯したフェラーリを厳しく罰さないのなら、「ルールを見直す必要がある」と書いている。
「(禁止を)撤廃することで、少なくとも、(チームオーダーを)発令しながら、別のことを言っているチームの偽善は排除することができる」と『Telegraph(テレグラフ)』は続けた。
また、統括団体FIA(国際自動車連盟)が、チームオーダーによって優勝を譲られたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)に対して5秒加算のペナルティーを科し、優勝を譲った側であるフェリペ・マッサ(フェラーリ)を優勝ドライバーにすることも検討したとうわさされている。
しかし、世界モータースポーツ評議会がペナルティーに反対したようだ。これについて『New York Times(ニューヨーク・タイムズ)』のブロガーは、「このスポーツで今後もチームオーダーが認められるという前例になった」と書いた。