フェラーリ、さらなるペナルティーを免れる=チームオーダー問題

2010年09月09日(木)
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F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)は8日(水)、ドイツGPでチームオーダーを発令したフェラーリに対し、さらなるペナルティーを科さないと発表した。

フェラーリはドイツGPの際、所属するフェリペ・マッサ(フェラーリ)に対し、チームメートのフェルナンド・アロンソへポジションを譲るよう間接的に指示。マッサにポジションを譲られたアロンソが、ドイツGPに優勝していた。

しかし、ドイツGPのスチュワードはレース後、このフェラーリの行為が、F1で禁止されているチームオーダーに該当すると判断。フェラーリに10万ドル(約840万円)の罰金を科し、さらなるペナルティーについての判断を、世界モータースポーツ評議会(WMSC)に委ねた。

そして8日、フェラーリ関係者も出席した公聴会がパリで行われ、さらなるペナルティーの必要はないと判断された。

またFIAは、チームオーダーを禁じるルールの見直しを指示。これにより、ルール変更、またはチームオーダー解禁の可能性も出てきた。

チームオーダー禁止のルールに関しては、ルールでチームオーダーが禁止されてからも、間接的な表現を使ったチームオーダーが発令されていたことから、現実に即していないとの指摘もあった。

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