フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のタイトル争いが、8日(水)の公聴会で事実上終わってしまう可能性がある。
フェラーリのフェリペ・マッサは、ドイツGPでアロンソに優勝を譲っていた。これをスチュワードは、F1で禁止されているチームオーダーにあたると判断。フェラーリへ罰金を科し、さらなるペナルティーについての判断を世界モータースポーツ評議会に委ねた。
この件の公聴会が8日に行われるが、ここでポイントはく奪のペナルティーが決まった場合、アロンソと選手権トップのルイス・ハミルトン(マクラーレン)とのポイント差は、6戦を残した段階で70ポイントにまで広がることになる。
イタリアGP開催地モンツァの責任者ジョルジオ・ベゲッラ・バルトリは、フェラーリがペナルティーを免れると考えているようで、次のように語った。
「(チームオーダーを禁じる)レギュレーションに関しては、(ポジションを入れ替えろという)指示などなかった」
「エンジニア(ロブ・スメドレイ)が“悪いな”と言ったからといって、それが何の証拠になる?」