今シーズンはミスが多いことで、各方面から非難が集中しているセバスチャン・ベッテル(レッドブル)だが、2010年のタイトルを獲得するチャンスはあるとの姿勢を崩そうとしない。
ベルギーGPのレース中、ベッテルはジェンソン・バトン(マクラーレン)を抜こうとしたが、ブレーキングでコントロールを失い、バトンに激突。ベッテル自身はピットへ戻ることができ、レースを続行したものの、バトンはその場でリタイアになっていた。
ベッテルがレース後に謝罪してきたことを明かしながら、バトンは『Talksport(トークスポーツ)』へこう語った。
「レース後にセブ(ベッテルの愛称)が電話で謝罪してきた。うれしいことだけど、それで僕がポイントを取り戻せるわけじゃない」
このクラッシュにより、バトンとベッテルは選手権トップのルイス・ハミルトン(マクラーレン)に30ポイント以上の差をつけられてしまった。しかし、ベッテルはまだタイトル獲得をあきらめていない。