フレキシブル・ウイング問題が原因になり、ベルギーGPではレッドブルの速さにかげりが出た。ジェンソン・バトン(マクラーレン)が、こう語っている。
レッドブル側は、ベルギーGPがストレートの長いスパ・フランコルシャンで行われたため、2010年型車RB6の特性に合わなかっただけだと主張している。しかしバトンは、レッドブルがフロントウイングの設計変更を迫られたと考えているようだ。
レッドブルやフェラーリのフロントウイングが高速走行時に大きくたわんでいたため、ベルギーGPからはフロントウイングの検査基準が強化された。また、レッドブルがフロアもたわませているとのうわさがあることから、イタリアGPからはフロアの検査も強化される。
マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュや、メルセデスGPのチーム代表ロス・ブラウンはベルギーGPの際、レッドブルやフェラーリのウイングが、以前ほどたわんでいないように見えると語っていた。