マクラーレンはまだ、レッドブルなどが採用したフレキシブル・ウイングの謎を解明できていないようだ。
レッドブルやフェラーリなどのフロントウイングは、高速走行時に大きく形状が変化していた。そのため、これがF1で禁止されているフレキシブル・ウイングだと注目を集めたが、これらのウイングはすべての検査に合格したものであった。
レッドブルやフェラーリなどは、何らかの方法で、検査時にかけられる負荷では形状が変化せず、より大きな負荷がかかった際にのみウイングの形状を変化させていた。そのため、統括団体FIA(国際自動車連盟)は、ベルギーGPから検査時にかける負荷を大きくすることを決定している。
ベルギーGPへ向けたチームプレビューの中では、マクラーレンのジェンソン・バトンも「ボディーワークに関するルールが明確化されたことで、僕たちはトップチームとの差を縮められると楽観視している」とコメントしていた
しかし、マクラーレンのマネジングディレクターであるジョナサン・ニールは25日(水)、次のように話した。
「専門誌を読んだし、映像も確認した。だがマクラーレンでは、あれらのクルマが、どうやってあれを実現しているのか説明できない」