2010年ハンガリーGPレースレポート

2010年08月01日(日)
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2010年F1第12戦ハンガリーGPが8月1日(日)、ハンガロリンク(1周/4.381km、8月1日決勝70周/306.630km)で3日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から決勝が行われ、マーク・ウェバー(レッドブル)が優勝した。

前日に行われた予選では、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がコースレコード更新という圧倒的な速さを見せつけてポールポジション獲得。チームメートのマーク・ウェバーが2番手になり、レッドブルがフロントローを独占した。

また、小林可夢偉(ザウバー)は予選後に統括団体FIA(国際自動車連盟)の計量へ行かなかったとして、5グリッド降格のペナルティーを受け、23番グリッドからのスタートになる。

セッション開始時の天候は晴れ、気温28℃、路面温度は45℃。スタートでは、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が素晴らしいスタートを決めてウェバーを抜く。アロンソはベッテルにも並びかけたものの、1コーナーでベッテルがトップの座を守ると、ベッテルがアロンソとの差をどんどん広げていった。

コース上にパーツが落ちていたため、15周目にセーフティカー導入。ほとんどのクルマがピットインする中ウェバーはピットへ入らずトップに立った。レースが再開されると、トップのウェバーがファステストラップを連発しながら後続との差を一気に広げていく。また、セーフティカー導入時に前を走るウェバーとの間に10車身以上のギャップを作ったとして、ベッテルにドライブスルーのペナルティーが科された。

ペナルティーを消化すると、ベッテルはアロンソの後ろ、3番手でコースへ復帰。44周目にはウェバーがピットイン。ウェバーは2番手アロンソに対して大きなギャップを作っていたことから、トップのままコースへ復帰。その後、トップ3で順位が変動することはなく、ウェバーが今季4勝目を記録した。

2位から10位までの結果は次のとおり。

2位フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、3位セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、4位フェリペ・マッサ(フェラーリ)、5位ビタリー・ペトロフ(ルノー)、6位ニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)、7位ペドロ・デ・ラ・ロサ(ザウバー)、8位ジェンソン・バトン(マクラーレン)、9位小林可夢偉(ザウバー)、10位ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)までがポイントを獲得した。

小林可夢偉(ザウバー)は9位、山本左近(ヒスパニア・レーシング)は19位だった。

このレースのファステストラップは、1分22秒362。セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が70周目に記録したものだった。

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