メルセデスのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグは、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)に対する批判を終わらせるよう求めた。
2010年に現役復帰したシューマッハのパフォーマンスが高くなかったため、すでにシューマッハに対する批判的な意見が出ていた。しかし、シューマッハがフェラーリ時代のチームメートであるルーベンス・バリチェロ(現ウィリアムズ)に対し、ハンガリーGPで危険な走りを見せたことから、批判の勢いが一気に増した。
シューマッハを擁護するような意見はほとんどなく、厳しい非難が集中したため、珍しくシューマッハが謝罪の意志を示したほどだ。
「ミハエルは謝罪し、ペナルティーを受け入れた」
「みんなこれを受け入れ、この問題を終わりにするべきだ」とハウグは『Der Tagesspiegel(デア・ターゲシュピーゲル)』へ語った。
しかし、シューマッハが見せた走りは非常に危険だったことから、これに納得しない関係者も多い。
「彼は7度のワールドチャンピオンだよ。自分が何をしていたか、すべて把握していた。あれは完全に故意だったんだよ。致命的な接触になっていた可能性もある」と元F1ドライバーのアレキサンダー・ブルツは語る。