ドイツGPでフェリペ・マッサ(フェラーリ)は、チームメートであるフェルナンド・アロンソにポジションを譲るまで、3回チームからの指示を受けていたことが明らかになった。
これは、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えたもの。ハンガリーGPのパドックでもチームオーダー問題が大きな話題になっている。
報道によると、アロンソはピットストップ直後から、マッサのペースを不満に思っていることをチーム側に伝え、この状況は「バカげている」と無線で語っていたようだ。
しかしフェラーリ側は、何もできることがないと返答したため、アロンソはマッサの約4秒後方まで下がった。
アロンソの担当エンジニアであるアンドレア・ステラはマッサとの差が広がっていくことを心配したものの、アロンソは「問題ないよ。差は詰める」と答えたという。
レースをリードしていたマッサよりも、このときのアロンソが速いペースを見せたため、フェラーリはチームオーダー発令を決めたとされている。
しかし、アロンソのことを威張り散らして文句ばかり言うドライバーだと描くメディアもあり、この件でアロンソの評判が大きく下がり、ファンからのサポートに影響が出るのではないかとの憶測も出てきた。