フェラーリのチームオーダー問題、審判の日は？

チームオーダーを発令したと判断されたフェラーリへの対応を、統括団体FIA（国際自動車連盟）が9月10日に決定するとの報道があるが、FIAはこれを認めていない。

『Blick（ブリック）』、『Turun Sanomat（トゥルン・サノマット）』、『Autosprint（オートスプリント）』、『Bild（ビルト）』、『Marca（マルカ）』など各国のメディアは、事実上のチームオーダーを発令したフェラーリへの対応を協議するため、FIAが臨時会議を行うことはないと報じている。

フェラーリはドイツGPのレース中、所属するフェリペ・マッサに対し、チームメートであるフェルナンド・アロンソのペースの方が速いと連絡。直接的な言葉こそ使わなかったが、フェラーリはマッサに対し、アロンソへポジションを譲るよう指示していた。

これを受けてスチュワードは、フェラーリがチームオーダーを禁じたスポーティング・レギュレーションの39条1項に違反しただけではなく、F1の名誉も汚したと判断。フェラーリには10万ドル（約875万円）の罰金が科された。

さらにスチュワードは、「さらなる対応を検討するため、本件はFIA世界モータースポーツ評議会へ付託される」とした。

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