ウィリアムズは2011年、独自開発のバッテリー式KERS(運動エネルギー回生システム)を搭載する。テクニカルディレクターのサム・マイケルが明らかにした。
ウィリアムズはKERSを開発する会社を子会社化し、他チームが採用しなかったフライホイール式KERSの実用化に成功。このKERSを搭載したポルシェが、実際にレースへ参戦している。
しかしチーム代表のフランク・ウィリアムズ卿は最近、フライホイール式のシステムは大きすぎるため、「われわれの(F1)マシンが、ロンドンの2階建てバスのようになってしまうよ!」とコメントしていた。
2011年にはKERSがF1に復活する見通しになっているが、KERSを開発しているウィリアムズ・ハイブリッド・パワー社は、他チームと同じようなバッテリー式のKERS開発にも取り組んでいるようだ。
「すべて、社内で行っている。外部から購入するのは、バッテリーセルのみだ」とマイケルも認めた。