レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーが25日(金)、シーズン中のテストを禁じたルールの「精神」に違反したとして、フェラーリを非難した。
フェラーリは先週、自社コースであるフィオラノでレッドブル流エキゾーストシステムのテストを行っていた。この走行は、ルールで認められている「撮影およびプロモーション」用という名目であったため、テスト禁止ルールには違反していない。
実際フェラーリは、この走行の様子を収めた画像を公開し、走行を担当したフェルナンド・アロンソのヘルメットに取り付けられたカメラからの映像も公開している。
「ルールの文言には違反していないが、精神には違反している」
「簡単にクルマを走らせることはできない。詳細な計画が必要だ。彼らがあの日に新しいエキゾーストで走ったのは、単なる偶然ではないだろう」とホーナーは『Telegraph(テレグラフ)』紙へ不満を漏らした。
もしフェラーリが撮影のみを目的に走行を行うのなら、重要なものであるヨーロッパGPへ向けた改良パーツを搭載する必要はないというのがホーナーの意見だ。