FIA、予選後のガス欠に関するルールを明確化

2010年06月15日(火)
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F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)が、予選後コース上でクルマを止めることについてルールの明確化を行ったようだ。

カナダGPの予選後、ポールポジションを獲得したルイス・ハミルトン(マクラーレン)が極端に遅いスピードで走行し、その後コース上でクルマを止めていた。

マクラーレンがハミルトンにクルマを止めるよう指示したのは、FIAのサンプル検査を受けるのに十分な燃料を確実に残すためだった。

しかしFIAは、ハミルトンが予選後にピットへ戻るラップの最大時間を超過したと判断。ハミルトンに対して1万ドル(約91万円)の罰金と戒告処分を科した。

このマクラーレンの行動を不満に思っている関係者もおり、メルセデスGPのチーム代表ロス・ブラウンは次のようにコメントしている。

「詳細なことまですべてを知っているわけではないので、コメントするのは難しい」

「だが、できるだけ軽い状態で走りたいからといって、最後のラップを走り終わったあとにガス欠になるような状況は避けなければならない」

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、13日(日)の夜に各チーム代表とレースディレクターのチャーリー・ホワイティングがこの問題について話し合っていたとのこと。

その中でホワイティングは、今後、予選後にガス欠でクルマが止まった場合はスチュワードのもとに呼ばれることになり、止まった理由が不可抗力でない場合、ペナルティーが科される可能性もあると語ったようだ。

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