ブリヂストンの2010年カナダGP決勝レポート

2010年06月14日(月)
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カナダGP決勝は、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン選手が、スーパソフト?ミディアム?ミディアムのタイヤ戦略でスリリングかつ非常に見所の多いレースに優勝した。

ハミルトン選手に続いてチームメイトのジェンソン・バトン選手がフィニッシュラインを越え、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスが1?2フィニッシュを達成した。スクーデリア・フェラーリのフェルナンド・アロンソ選手が3位を獲得した。
安川ひろし(ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
「優勝したルイス・ハミルトン選手とボーダフォン・マクラーレン・メルセデスにお祝いを申し上げます。タイヤ戦略がレースをエキサイティングにし、素晴らしいレースを観ることができました。ブリヂストン・カナダ及びブリヂストンUSAは、このレースをプロモーションとマーケティングの最高の舞台として使っていました。彼らはいくつかの素晴らしいPR活動を行い、さらには大勢の重要なゲストがサーキットを訪れて下さいました。ここモントリオールでチケットが完売したことは、北米でもF1が人気があることを示しています。F1がこの素晴らしい場所に戻ってくることができたこと、しかも、今日のようなエキサイティングなレースになったことを非常にうれしく思います」

浜島裕英(ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部フェロー)
「今日のレースは、タイヤ戦略と路面コンディションの変化が重要な要素でした。今日は、今週末で最も気温が高く、タイヤのパフォーマンスも昨日までと比べ向上しました。路面コンディションが良くなってきたのはラバーが乗り始めた10周目ぐらいからで、気温の高さにも助けられました。レース優勝者のハミルトン選手は44周をミディアムコンパウンドで走りました。これは、路面コンディションがいかに向上したかを示しています。しかし、ミディアムコンパウンドもスタート直後では性能の落ちが大きかったため、早い段階からのピットストップが目立ちました。ピットストップ戦略や使用コンパウンドの装着順も様々で、興味深かったです。今日は1ストップ戦略は不可能でしたので、2ストップ、3ストップ、もしくはそれ以上のバラエティーに富んだ戦略が見られました。路面コンディションとタイヤのパフォーマンスが変化したため、ピットウォールからの判断も非常に難しかったと思います」

(ブリヂストン・プレスリリース)

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