ルノーのビタリー・ペトロフが、カナダGPを前にした心境を語った。
Q:ビタリー、トルコではかなりポイントに近づいていましたね。あれほど期待の持てるパフォーマンスを見せた心境は?
ビタリー・ペトロフ(以下、ペトロフ):複雑な気分だったよ。僕にとってはいいレースだったのに、残念なことにポイントなしでレースを終えていたからね。週末の間ずっと、僕は一貫していたし、クルマも快適に感じられていた。
ペトロフ:予選では、目標にしていたQ3進出を初めて達成していたんだけど、これは僕にとって重要なステップになったよ。そしてレースでは、アロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)との接触でパンクするまで、すべてが完ぺきだった。
Q:フェラーリとの戦いという面では、満足なレースでしたか?
ペトロフ:もちろんだよ。でも、ポイント圏内でフィニッシュできていれば、もっと大きな満足感を味わえただろうね。レースでは、クルマの感触がかなり良かったし、周りのクルマのペースにもついていけた。特にマッサ(フェリペ・マッサ/フェラーリ)に対しては、レースの大半で攻めていたよ。
ペトロフ:隊列の中でみんなとても接近していたし、トップチームと戦えて、僕にとってはいい経験になった。
Q:モントリオールでの次のレースを楽しみにしていますか?
ペトロフ:今までカナダには行ったことがないから、僕にとっては、まったく新しい経験になる。つまり、新しい国、新しいコースを経験することになるね。
ペトロフ:街がいつも素晴らしい雰囲気になっていて、みんなレースを応援してくれるって聞いているから、それを経験することがとても楽しみだよ。
Q:レースに向けては何を期待していますか?
ペトロフ:まずは、プラクティスでどういった感じになるのか確かめてから目標を設定したい。クルマの感触をつかんで、コースを覚えることが最優先だね。
ペトロフ:ビッグブレーキやシケインが多いコースだから、R30には向いていると思う。このクルマは走らせやすくて、縁石もうまく乗り越えられるからね。予選ではトップ10を目標にして、レースでどうなるのか様子を見てみるよ。