カナダGPのプロモーターであるフランソワ・デュモンティエは、ジル・ビルヌーブ・サーキットの施設は十分にF1を開催できるものだと語っている。
今シーズンは、豪華とは言えないモントリオールのピット施設に24チームが入ることになるが、上海やイスタンブール、アブダビといった超近代的なサーキットとモントリオールが、否定的な比較をされることは容易に想像できる。
「ここは、私がモータースポーツに足を運び、1967年の初カナダGPへ行ったときの感覚や情景を、F1カレンダーのどのコースよりも鮮明に思い出させる場所だ」2008年カナダGPの際、『New York Times(ニューヨーク・タイムズ)』のF1記者ブラッド・スパージョンは書いていた。
だがプロモーターのデュモンティエは、F1界は我慢することも必要だと語っている。
「ワインに水を入れることも必要だ」とデュモンティエは『RDS』テレビへ語り、こう続けた。
「彼らは幸運なことに、政府が数億ドルを投資した施設をまわっている。最も重要なのはレーストラックだが、われわれは、自分たちの施設が十分だと思っている」